(過去記事再掲:2017年5月)
可愛い埴輪に会いに行こう!
前から気になっていた仙道古墳に行ってきました!
よく晴れた日だったので、地元の方々がゲートボールしておられました。古墳の横でゲートボール。なんだか贅沢ですね!羨ましいです!そして青々とした芝生が綺麗でした。
仙道古墳は国指定の史跡で二重の周溝を持つ二段築成の円墳です。二重になっているのは外観から良くわかります。綺麗な形ですね。
古墳の周りには、墳丘や周溝から出土された埴輪のレプリカが並べられています。こんな古墳は珍しいですよね。不思議な光景です。そしてこの埴輪がなんとも言えず可愛いのです!
この埴輪は「盾持武人埴輪」というそうで、九州から出土されるのは珍しい埴輪だそうです。うーん、なんとも言えない表情ですね。盾を持っているのだからきっと古墳を守っているのでしょう。近寄るなと言っているのでしょうか。剣のような武器は持っていないので、歓迎されている気分にもなります。
ちなみにこのレプリカは本物の半分の大きさだそうです。等身大サイズはきっとなかなかの威圧感があったのでしょうか。
そしてたくさんある壺のようなものは円筒古墳。古墳の周りにぐるりと並べられています。円筒埴輪・朝顔形円筒古墳・柵形円筒古墳と何種類課あるようです。食べ物の保存用でしょうか、調理に使われていたのでしょうか。それとも何かの儀式用?想像するだけで楽しいです。
私が行ったときは、たまたま一つだけ中から植物が生えていました。種が飛んできて生えたのでしょうけど、すごく植木鉢っぽいことになっています。
古墳の中への入り口です。残念ながら中には入れませんが、年に二回、春・秋に装飾石室の一般公開がされているみたいです。ちなみに複室の横穴式石室という種類だそうです。
本物の石室は見ることは出来ませんが、原寸大の石室の模型は見ることが出来ます。敷地内に展示コーナーが設けてあります。
丸とか三角の幾何学模様が書かれています。どんな意味があるのでしょうか。丸と二重丸の違いは何でしょう。そして周りの石!というか岩!大きいですね!トラックも電気も何もない大昔に、こんな大きな石を運んできて、さらに積み上げて、古墳を作っていた昔の人は本当にすごいです!!
小さいけど可愛くて見どころ満載の仙道古墳。誰が眠っていたのでしょうか。ロマンを感じます!
次は石室の一般公開のときに行ってみたいです。
国指定史跡 仙道古墳公園
住所:〒838-0802 福岡県朝倉郡筑前町久光102