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癒しの料理 閏日

▲古民家を改装した居心地のよい佇まい

▲鮭と苺、意外な組み合わせだけどこれが合う!

▲カウンター越しの会話も弾みます

取材日:2012年5月15日 レポーター:webmaster

こんなところにお店が!知らないと通り過ぎてしまいそう‥

閏日(うるうび)とは、ご存じのとおり、暦と太陽の運行とのずれを補正するために入れられる日のこと。「閏」の漢字は、中国では4年に一度この日だけは王様も門の中に閉じこもり一切の政務をとらないことに由来しているそう。
「閏日」という店名には、お客様に「王様と同じく日常の忙しさから解放されてどうぞゆっくりしてください」という、オーナーの畠山夫妻の「おもてなし」の気持ちが込められている。

古民家を改装した店は町の景色になじんでいて、知らなければうっかり通り過ぎてしまいそう。けれど、門をくぐると一瞬にして世間の喧噪から隔離された異空間へ。静けさが与える安堵感と、ゆっくりとした時間の流れがとっても居心地がいい。

営業時間は昼の部、喫茶の部、夜の部に分かれ、今回は昼の部のおもてなしを受けることに。お食事は「陽中膳(2,000円)」というコースのみで、月の前半は和風、後半は洋風にメニューチェンジするのだそう。ちなみに、5月の陽中膳は全部で8品。

どの料理も旬の素材をふんだんに織り交ぜ、さりげなく添えられた葉っぱも季節を演出していて、なんともオシャレ。実は葉っぱは庭から直前に摘まれたもの。窓の外の植物も含めて、閏日の全てがおもてなしの役目を果たしているわけ。
窓から切り取られた景色も絵画のようで美しい。

「ちょっと変わってるけど自分にも作れそうと思ってもらえる。その組み合わせで献立を創作しています」と、厨房担当の奥様の珠乃さん。
たとえば、5月の一品「鮭の苺焼き」。鮭も苺もスーパーで手に入るけど、一緒に焼くってとっても斬新なアイデア!珠乃さん独自の勘で食材どうしの相性を見極めて、目にも舌にも楽しい芸術作品として席に運ばれて来るのだ。

「料理は、『愛情・知恵・文化』だと思っているんです。情けがなければ育たない、自然の恵みを生かす知恵がなければ存在できない、文化がなければ継承されない。私の料理人としての心得です。」
どこか懐かしくて、新しい。真心たっぷりの陽中膳、こんなにゆっくりとした気分でお昼をいただいたのは久しぶり!日常を忘れてくつろぐ王様の気分を味わった、贅沢な癒しのひと時なのでした。

取材はみだし情報

  • 値段:

    昼の部 11:30~14:00 [陽中膳] 2,000円
    喫茶の部 11:30~18:00(O・S 17:00) 自家製お菓子と珈琲
    夜の部 18:00~ [陽の入り膳] 3,500円~完全予約制(2名様より前日要予約)

  • 取材メモ:
    喫茶の部のお菓子も全て自家製。焼き立てのチーズケーキと南瓜のプリン、絶品でした!
    あーまた食べたい(*^^*)