七輪焼のお店で、たんカレー?? 聞きなれない組み合わせに、最初は「えッ」と驚いた。 大将の強いススメで、「それなら」とたんカレーを注文してみる。「おお」と一口食べてまた驚いた。 まろやかなのに、スパイシー。煮込まれてとろとろになったタンが、口の中でふんわり溶ける。コクがあって、ご飯との相性バツグン。さらにこだわりは、上に載せられた半熟目玉焼き。黄身をつぶしてルーと混ぜて食べると、さらにまろやか。 「何で七輪焼のお店にカレーなんですか?」と、素朴な疑問をぶつけてみた。 素材が良いなら、美味しいのは当たり前。誤解を恐れずに言えば、素材さえ良ければ誰でも美味しく作ることができる。料理人なら、「味付け」で勝負したい。その強い気持ちから、「たんカレー」は生まれたのだと、熱く語ってくれた。 それだけに、「たんカレー」は時間と手間が惜しみなく使われている。作り始めてからお店に出すまで、焼いたり煮込んだり冷ましたり濾したり寝かせたり、ゆうに1週間はかかっているそうだ。 一度食べるとまた食べたくなる、くせになりそうなカレー。料理のプロの、技術の結晶だと思わずにはいられないのでした。 ちなみに、夜は単品700円、昼はサラダ付きで700円。 ところで、お店の標榜でもある「七輪焼」だって、もちろんオススメ。質の良い新鮮なお肉を、お得なお値段で食べることができる。その日の仕入れで変わる5〜6品のお肉と、もつ鍋がついた「よくばりコース」はなんと2,100円。カウンター越しの大将との会話に、ついついお酒もすすんでしまう、アットホームなお店です。