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かぜとインフルエンザの違いって?

かぜとインフルエンザでは、具体的にどんな違いがあるのですか?

のどの症状、鼻汁、咳、痰などの風邪症状を引き起こす病気は、原因となる病原体によって大きく3つに分けることが出来ます。
「普通のかぜ」、「かぜに細菌感染を合併した場合」、それに「インフルエンザ」です。3者はそれぞれ症状も治療法も違います。違いを表にまとめてみました。
かぜ 細菌感染合併 インフルエンザ
病原体 ライノウイルスなど 肺炎球菌など インフルエンザウイルス
かぜ症状 軽い~強い 強い
色の濃い膿性痰
軽い
発熱 ~37度台 37度~38度以上 38度以上
関節・筋肉痛 軽い 軽い 強い
検査所見 特になし 白血球上昇 インフルエンザ抗原
陽性
治療 対症療法 抗生物質 抗ウイルス剤
(48時間以内)
この3者は治療法が異なるため、症状や検査所見をもとに的確な診断を下さないといけません。

インフルエンザにかかったかどうかを知るにはどうしたら良いですか?

インフルエンザは高熱、関節痛などの全身症状を特徴とします。思い当たる場合は、早めに受診することをおすすめします。
新しいインフルエンザ検査法を用いると15分で確定診断をつけることができますので、受診日から迅速で適切な治療が可能です。

抗ウイルス剤とはどんな薬ですか?

インフルエンザの治療薬で、最近開発されました。発症から48時間以内であれば、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることができる薬で、早ければ早いほど効果的です。
逆に、発症して48時間以内でないと効果がありません。症状が出たら早めに受診することが大切です。

そのほかに注意すべき点を教えてください。

かぜに抗生物質は効きませんので、漫然と抗生物質を使用していると、抗生物質の効きにくい耐性菌が出現して大変なことになります。
自己診断で済ますより、まずはかかりつけの医師に相談したほうがベターです。

今回お答えいただいた先生

中島こうやクリニック
院長 中島孝哉
〒811-1213
福岡県筑紫郡那珂川町中原2-127
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